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ロイヒ オリジナル シルクスクリーン プリントワークス | 日記 | Lo'ihi が公開する「究極の1枚」 Super Heavy Weight T-シャツ


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2024/03/14

◆4月オーダー分より加工材料(インク等)に起因する価格改定を実施させて頂きます。

2024/03/08

★春に向けてオーダーをお考えのアナタ、混み合いますのでどうぞお早目に!

2024/02/25

◆3連休最終日。Loihi はオーダーをじっくりとこなすのみ。仕事しなきゃね~!

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ロイヒ オリジナル シルクスクリーン プリントワークス 日記

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Lo'ihi が公開する「究極の1枚」 Super Heavy Weight T-シャツ (2011.07.14)

ちわ~っす! Lo'ihi です。

今回の「お店の日記」の写真、まぁ一度じっくりみてやって下さい.....!

このTシャツ、どこかで見かけた方、いらっしゃいますか?

フツーは、絶対いらっしゃるワケありません。

何故ならば、「ONE & ONLY」超クレイジーTシャツ(いろんな意味で)ですから.....。


あ、Hawai'iにある「CRAZY SHIRTS」というブランドとは、な~んのカンケイもありません!


Lo'ihiは、その昔、クリバン・キャットのイラストがついてた頃のモノをおみやげでもらったり、HonoluluのSHOPSALEしてた時、何枚かをしっかり手に入れたりしましたけど、イラストの使用契約が切れてしまってからは、コレといったウリがなくなっちゃって、何だかパッとしなくなっちゃいましたよねー。(80’S風に言うと、「ひょうきんなネコ」って言い回しでしょうか.....?)

実は、ボディなどはしっかりした作りで、いい生地を使っていたし、価格的にもABCストアや、その辺のSHOPの「ALOHA!」とかの文字やハイビスカスなどが恥ずかしげにプリントしてある土産Tシャツ倍の値段だったような.....。

話を戻しますが、写真のTシャツは、ここんとこ毎日 Lo'ihi のミニ看板代わりとして、1F工房の軒先にヒラヒラと吊るされて、道行く人(ほとんど、信号待ちのクルマ)の目に勝手に飛び込んでいって、大変に迷惑(?)がられているようです。(補足/夜間はちゃんとしまいますけど.....!)

コレ、普通に見たら全身プリントしてあって、まるで ALOHA SHIRTS の様に見えますでしょうか?一応そんなカンジを狙ってはみましたけど、いかがでしょ~?

数年前から、街で売られてるTシャツの中にも、オールオーバーとでも言えそうな全身プリントのTシャツをよく目にする様になりましたが、それとはちょっと(かなり)違うんですわ、コイツは.....。フツーは生地のうちにプリントしておいて、それを裁断・縫製してTシャツの形に組み立てます。
(そんなコト、当たり前ですけど....。)

写真の ORIGINAL 全身プリントTは、最初から何でもない、ごく普通の白無地Tシャツに、ご覧の通り、あちこちに散らばった、柄の数だけプリント(もちろん回数のコト。例えばOhia Lehuaは、葉っぱと花は別)してありまして、Lo'ihi 思いつくまま、気の向くままに、空いてる無地の部分を探しては、版を動かしたり、Tシャツを右に左にくるくると回転させながら、1回ずつ地道にプリントしてあります。(脇の下とか、普通は前と後ろにまたがるプリントはNG!)例えて言うなら、スケッチブックの隅から隅まで空いてるトコ見つけては、練習描きしてるみたいなカンジ。


最初は、面白半分で(トレーニングを兼ねて)出来上がりも想像つかないまま、見た目だけを頼りに、とにかくしつこく1回1回、眺めては考えて、版を載せてみては考えての繰り返しで、あとはスキージ(インクを刷り付けるヘラ)を気合いとともに「オリャ~!」といいつつも、実は繊細に動かし(ここが、大事....! 気合いのせいで失敗しちゃ、元も子もないので....。)版をTシャツから離して、出来を見るたびに、「よっしゃ!」と胸をなで下ろすこと数十回、それは2日間にまたがり、まるで耐久レースみたいなもんでしたね~。(ホントは他の仕事、つまりお客さんの注文品を刷っている合間の、気分転換だった筈なのに、いつの間にやらそっちが本気......?)

そして、1か所刷ってはドライヤーでインクを乾かし、また刷っては乾かしを黙々と繰り返し、あとからざっと回数を数えたところでは、マジで42~43回刷ったと思います。(一般的な多色刷りTシャツでも、多くて片面3回刷りくらいまでかな....。それ以上のカラーだと、転写シートかインクジェットプリントを使用します。)

途中で、もしトラブったり(版がずれたり、重なってしまったり、インクが滲んだり、かすれたり)したら、例え何十回目であったとしても、そこでOUT!な訳で、結構シビアなトレーニングだと言えるでしょう。

このスリルとワクワク感の為に、時々やりたくなります。でも1枚のTシャツに、せいぜい10回位までかな....。(いままで失敗は......ウ~ンそこそこに。もちろんゼロとは言いませんよ。その場合、有無を言わさず、サンプル決定となりますね。)

今回、ベースに使ったTシャツは、この1年間、店内に並んで無地のサンプル品として活躍してくれてたGLIMMERブランドのSuper Heavy−Tなんだけど、ある時ふと気付いたら、折り目や、ハンガーの跡などが、結構黄ばんできていました。

そこで、そろそろ「御役御免」として卒業させてあげると同時に、1度洗濯して黄ばみや手垢汚れをさっぱりと落としてあげる事にしたモノで、決して古着でも何でも無いんだけど、最初から非売品のつもりで、Lo'ihi 個人着用分のうちの1枚に仲間入りしてもらい、静かに余生を送ってもらおうと思っていました。

そんな Lo'ihi のいたわりの心が、いつの間にやら鬼の形相で、40数回もひっくり返されたり、ぐるぐると回転され、しかもドライヤーの熱風を、「これでもか」と言わんばかりにあて続けられ、とうとう写真のような姿に生まれ変わらされてしまったのでした.....。(ヨカッタね....!?)

でもね~、実は Lo'ihi はやや不満なのです。

何故かというと、そう、お気付きの方もいらっしゃると思いますが、袖回りにはぐるりと柄(プリント)が一周していない(出来ない)事です。これが何とも「クヤシイですっ(By:ザブングル加藤、古っ!)」

ここが、始めっからTシャツの形になっているBODYの弱点と言えるでしょう。
せいぜい、ペタッと平らに伸ばした片面いっぱいに納まる柄(プリント)が限界になります。さすがに、袖回りを一周しながらのプリントは、物理的に不可能だもんで.....。

なんかふと、怪談「耳なし芳一」を思い起こさせました。

ここでは、簡単に言うと、悪霊から身を守る為、全身にくまなくお経を書いて備えていたのに、唯一両耳だけは、それを忘れてしまい、とうとう悪霊に耳をちぎられて奪われてしまった僧侶のお話です。聞いた事ある人いるでしょ?ちょっとグロいけど、夏だから涼しくて為になるお話ですねー。

こんな怖いお話なのに、Lo'ihi が小学生の頃は、ほとんど全員知ってたなぁ~。(懐かしい!)

脱線しましたが、ともかくそんな「芳一さん」状態で、完全燃焼しきっていない、まだ未完成のTシャツをどうしようかと、眺めながら思いついたのは、「じゃ、人目に付くところへ、POPとして、もうひと頑張り活躍しましょうよ!」と、現代社会の流れに合わせて再雇用させて頂く事に相成った次第でございます。

何かと、フレッシュでまっさらなモノばかりが、有難たがられる時代を経て、ベテランの持つ「いい味・いい雰囲気」そして、「永い間培ってきた経験と技能」は、何ものにも代え難い貴重な財産だという地味だけど、とても大事な事が、やっと近頃では、この国の企業も規模の大小問わず、そこへフォーカスしていく様な動きも見られ、またそれらをどうやって後世に残していくかといった試みもあちこちで行われる様になってきましたものね.....。

ヒトも勿論だけど、モノだって、本当の価値に気付くのは、それがとっくに作られなくなり、何十年以上も経った後の事で、誰の目にも触れる事も無く、ひっそりと残っているそれを見て「ハッ!」と気付き、慌てて今でもどこかで作られていないか、と探し回っても、もう手遅れって事もよく聞く話です。

どんなにお金を掛けたところで、機械では出せない味付けや手触り、風合いや心地の良さみたいな、データに表せないサムシングを知るベテランの皆さん達を、今までより以上に、大切にする世の中であり続けていって欲しいと願っています。


さて、脱線がさらに脱線して、もと来た方向に戻っちゃいましたが、Lo'ihi ショップオリジナルプリントTシャツとしては、今までも、これからもきっとこのTシャツを超えるプリントは、多分出てこないと思います。(只のヒマなだけでは、気持ちが入りませんし...。)

とにかく一度、「やり過ぎたら、どこまでいけるか.....。」を追求してみた結果ですので、いつまでも手元に置いておきたい「着ないTシャツ」に認定となりました。

ここからは、全くの余談ですが、事実です。
とあるお客さんが、「このTシャツいくらぐらいするの?」とお尋ねになりましたので、Lo'ihi いわく、「フツーに計算すると、△万円になりますかねぇ、あくまで非売品で、これからも量産は不可能ですので....。」と答えましたところ、「まぁ、手間からして、それくらいにはなるわな~。ほんでも価値はあるでなぁ。エエナァ~それ、ホントにそれだったら欲しいわなぁ~。」と真剣におっしゃるので、Lo'ihi は、心の中でメッチャドキドキしてました。

つい、耳元で「別に、もう一枚くらいなら刷れるでしょ~が!」という悪霊の囁きが聞こえた気がしましたが、商品として出すとなると、多分ハンパな気持ちでは無理ですし、隅々まで気を配り、何十回も刷るあいだ、当然一度のミスも許されずに、完全な製品を生み出すエネルギーと集中力が必要となります。

途中まで上手くいってても、ふと気を抜いた一瞬で、すべてがパー!となり、スタートからまたやり直しなんていう「失敗Tシャツ」が数枚は積まれる事となるのは、間違いありません。

「じゃあ、同時に何枚かスタートさせて、その中から一番いいヤツを販売したらいいじゃん!」と思ったアナタ!そりゃ無理というものです。じっくり眺めながら位置を決めて、あ~だこ~だ考えてから、やっとおもむろに刷りはじめるんだから、すでに2枚目にはインクが乾いちゃって目詰まりしてしまい、版が使い物にならなくなっちゃいますよ~。

という事で、あくまでも「トレーニング」や「お遊び」の範囲で急に始まり、途中で飽きてきたり、集中力が途切れてしまったり、モチロン、「あ、しまった!やっちゃった~!」などのミスが発生した場合、即座に中止となる訳ですので、今後の予定は、立ててありません。

多分、冬場のヒマを持て余してる時に、懲りずにやっちゃってる事だろうと思いますけどね.....。
その時は、更なる「超々クレイジーTシャツ」が生まれているかもしれませんよ!

でも今は、目の前にある夏を楽しんじゃいましょう!!! では、また.....。

ALOHA A HUI HOU !





 

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